椎名林檎を披露宴で使いたい! その10
この記事は椎名林檎および東京事変ファンの私が、披露宴で林檎ちゃんの歌声を響かせるべく「ウェディングにどうか?」という視点で椎名林檎・東京事変の楽曲をレビューしてゆくシリーズです。
今回は、蜷川実花監督作品『さくらん』のサントラ的性格も持つ『平成風俗』から。
「ギャンブル」
歌詞が後ろ向き。幸せオーラ0楽曲です。
「茎」
これまた、アダルトなアレンジ。なんとなく寛げない不穏さがあります。
「錯乱」
クールなジャズアレンジです。お色直し再入場あたりで使ってもいいかも?
歓談にはちょっと派手かな、と思います。
「ハツコイ娼女」
雅やかで、モダンで、可愛らしい。不思議な楽曲です。ただ、「あなた」までの距離が遠いです。「あなたの名前を知りたい/嗚呼きっといつか呼べます様に」とかね。
曲調は、新婦中座って感じです。
「パパイヤマンゴー」
カヴァー楽曲。ラテンな雰囲気漂う陽気なナンバーです。歓談に。
「意識」
オトナアレンジになっても、使えないものは使えません。
「浴室」
日本語詞部分は「殺して」「死んだ」「切って」「裂いて」「絶えて」と忌み言葉尽くしです。英語詞部分だけ使おうにも、日本語詞と癒着していますし、おとなしく「la salle de bain」を使うのが吉です。
「迷彩」
古い映画みたいな趣のあるイントロからの、ジャズアレンジ。カッコいい。しかし、これも歌詞に問題ありで使えません。
「ポルターガイスト」
前半、ヴォーカルにエフェクトが掛っているので少し使いにくいかもしれません。
メイン演出に使うには、歌詞の灰汁が強いようにも思います。曲は優しげワルツ調。
「カリソメ乙女」
タンゴ風なベースがかっこよし。ただ、この速度では歩けないので入場・退場系ではないですね。使いどころはないかも。
「花魁」
スタイリッシュな曲なので、映像系でクールに仕上げたい部分があればよいかも。
「夢のあと」
すごく良い曲なのですが、「悲しみで一杯の情景」「憎しみで一杯の光景」「殺めないで」あたりがネガティブです。
「この世の限り」
ひしひしとエンドロール感を感じます(個人の感想です)。ただ、「そしてまた新しく出逢えれば」はNGワードなのかも?